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Sunaの仲間のヒトビト
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朝から読売新聞の販売拡張員がやってきた。周船寺局から来ましたとか言うもんだから郵便かと思ってついドアを開けてしまった。
そんなに気が強そうではないけど、眉毛が下がって、芸人が掛けてそうな細目の黒縁眼鏡を掛けたA型っぽい細身の兄ちゃんだった。ナベツネ新聞取る気は余り無かったのだが、新聞は取ろうと思ってたし何やら色々話してくるもんだからつい話を聞いてたが、途中でなかなか引き下がる気が無いのに気が付いた。
話が途切れてドア閉じられるのを避けようと必死に話題を繋いでくる。長く取るものだから、他と比較もせずにその場で決めるつもりは無いと何度もいうのに、洗剤2箱付けるから、カレンダもあげるから、来年の3月までは無料にするからと食い下がる。連絡先だけ聞いて追い返そうとしても退かないのでよくよく聞くと、彼らは日替わりで西日本の各営業所を転々としていて、その日のうちに契約を取れないと成績にならないのだという。次に来るのは何年後になるか分からないのだ、とその人は言った。
そんな勤務形態があったのか、と軽く衝撃を覚えた。確かにそのような形で読者を増やせば、必死で契約を取ろうとするだろうから発行部数は伸ばせるだろう。だが、来る日も来る日も見知らぬ土地で、今後会う事も無いような人に対して延々と営業して回るような仕事をさせる企業も存在するのだ。それがもし短期的には割の良い仕事だったのだとしても、僕にはとても自由な生き方には見えないし、誰とも長く知り合う事なく幸せが得られるようにも思えない。このような仕事を必要とする企業自身もまた、健康ではありえないだろう。
彼はもうこの仕事をして長いのだと言った。歳は20台後半だろうか。一人で玄関口に立つその姿が、社会の厳しさを体現してる気がして、話を聞いた事をむしろ申し訳なく感じた。
だからといって契約する気は残念ながら無いしむしろ消え失せていたので、何故か手渡してきていた物品と共にお帰り願った。お兄さん絶対新聞取らんですよ、との捨て台詞と共に、ふてくされた訪問者は去って行った。勉強になったが、半端に希望を見せて済まなく思った。釣られたばっかりに、こちらも朝から消耗してしまった。
サイト構築中…完成はいつの日か。
連絡先:
読売の方から来ますた<br>http://podcast.yomiuri.co.jp/<br>NHKの方から来ますた<br>http://www3.nhk.or.jp/<br>http://www.nhk.or.jp/r-news/
最後まで読んだ。<br>弱者に手をさしのべるのは愚行。<br>今どきは弱者切捨てがクールなんだぜっ<br>ルールに則って楽しい人生を。
結果的には冷たい行動にはなったが。<br>強引な勧誘で不本意な契約を結ばされたと思われるのはさすがに本意ではないだろうという事と、<br>ここで契約する事がこのような販拡戦略を助長することになるだろうという思考の結果なのですよ。<br>社会って厳しいね。