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堕落と混迷の日々

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2006-08-10 [木] 初の高山入山。

_ 八幡平逍遥。

朝は5時から6時くらいに順次起床。駅前なので早朝なのにもう人影がある。

京ぽんで近くの本屋さんを調べて9時に駅ビルの書店が開店することがわかった。9時過ぎにKが何やら図鑑を買っていた様子。

10時前に3番乗り場から八幡平頂上行きのバスに乗って、2時間ほど揺られて開けた高所に着いた。

バス停は頂上といいながら、実際の登頂にはしばらく歩く必要があった。

正午頃から観察開始。経験者のT先輩が活躍。Kが取り出した岩手に特化した花の図鑑も役に立っている。僕は彼らが口走る種名を慌てて引くばかり…。見当付くようになるまでがタイヘンだ。彼らの活躍でこの日に20種以上が判明。

見つけた花たちをデジカメで撮影しつつ、判明した植物名と時刻をメモメモ。

山道では、蛍光オレンジのクルマユリが目を惹く。白い花火みたいなモミジカラマツも多く見かけた。トウゲブキもしばしば見られた。ハクサンチドリが下草に交じって紫の花を覗かせていた。

_ 茶臼岳避難小屋

夕方、目指す宿に到着。小さな無人の避難小屋なのだけれど、避難小屋のイメージのはるか上をゆくクオリティーにびっくり。水こそ無いものの、しっかりした石の基礎に木造のコテージ。扉の建てつけも良い。通常の出入り口より高い所に、冬季用出入り口があるのが高山を感じさせる。

居室に入ると、先客のおじさんが一人。ご一緒させてもらう。

日が翳る頃、ちょっとガス漏らしたりしながら炊飯して、先輩にレトルトカレーを恵んでもらった。山の飯はうまいと思った。

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