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某大国の国慶節。友人に薦められてかの国のTV放送を見た。なかなかクオリティ高い公式映像がブラウザから見れるので感心する。建国60周年ということで、華やかで大規模な式典が繰り広げられていた。とにかく尋常じゃない量の人と物資を動員して祝っている。色とりどりの服装の隊列が踊りながら延々と行進を続けている。
国の祝いに、��小平理論だとか社会主義だとかを人文字で大々的に強調してるところが、体制側が自らの正当性を主張し続けざるを得ない国の政府の叫びのようで、感慨深かった。あと科学振興もスローガンになってる所を見て、これはうかうかしてられんと思った。あちらは首脳陣にも理系が多いから、国是として技術を伸ばしてこられると日本ヤバいぞ…。
あとびっくりしたのが、目抜き通りの車線の半分に戦車や対空砲や陸軍兵などの軍隊を配置して、その前をお偉いさんが黒塗りの車で通り過ぎ、その度に隊員達がザッ！と一致したタイミングで敬礼する映像が延々と流されていること。国の力の象徴、国民が受け入れ誇るべきものとして、当然のようにハレの場で軍が動員されている。軍は悪だとの認識が浸透した感のある日本社会では、まずありえない風景だ。しばしば親中である日本の左翼の人々は、やっぱり反対するのだろうか、あるいは社会主義だったら正義なんだろうか、気になるところではある。ただ、力があることはそれを行使することと同義だから、こちらが軍事力を強化すれば良いとも思えない。他国への干渉も簡単なことではないし、難しいところだ。
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