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堕落と混迷の日々

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2007-06-10 [日] サイクリング・デイ

_ 自転車で西唐津駅まで行ってきた

昼に飯だけでも食うかと外に出てみれば、ついつい遠くまで足を伸ばしてしまい、気付けば西唐津駅の前まで辿り着いていた。

夢にまで見た?筑肥線の終着駅は思いの外地味だった。ロープレの田舎の駅を彷彿とさせるような。日曜だからというのもあっただろうけれど、駅前にも人影は殆ど無く、福岡では見掛けないコンビニが1店開いているだけのような状況。

距離にして片道30km以上。短くはないけれど、海岸沿いの景色は変化に富み、飽きなかった。天候も良く、佐賀のカントリーロードへの良い旅でした。

ところどころ旧い記憶を刺激する風景に会えた。時代が数年単位で遡るような錯覚も覚えた。

何気なくペダルを踏んでいると、ふと小さい頃に、山を越え谷を越えといったはるかな旅に思いを馳せていたことが思い出された。

今の自分は、当時の自分にとって十分長い距離を、疾く移動している。行動圏は拡大し、可動範囲も移動手段も増えた。小さな段階を踏んで、いつしか飛躍とも見える場所に居る。でも、微視的には何も革命は起きていなくて、相変わらず同じ地平を歩んでいるに過ぎない。

願わくば数年後の自分も、今は想像しかできないような、ここから繋がるどこかにある、進化のステップの向こうに居たいものです。丁度、かつての自分にとっての今のように。

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